INTERVIEW - 03
ベテラン社員が語る、チームWの仕事の真髄
ベテラン社員が語る、
チームWの仕事の真髄
いい建主といい仕事が集まる環境で、
建築士の力を存分に発揮
瀬尾 聡
幼保こども園設計プロジェクト(リーダー) 建築意匠設計職
2004年入社
PROFILE
大学で建築を学ぶ。卒業後は大手ハウスメーカーに就職したが、1年で退職。設計士としてやりがいのある仕事を探し、渡辺有規建築企画事務所と出合う。
現在は第一設計部副部長として、幼稚園・保育園プロジェクトを率いる存在として活躍。
その判断力と仕事を進めていく力に周囲は一目置き、栃木県内の幼稚園関係者からの信頼も厚い。今後の目標は若手の育成。
資金計画からお手伝いし、 全てを託していただく
以前はハウスメーカーの設計職に就いていました。転職を決めたのは、規格が多い設計環境に「もっと自由な設計をしたい」という想いが募ったからです。お客様に喜んでもらうためにゼロからデザインしている当社なら、「いろいろな表現ができそう」と思いました。
現在は、幼稚園・保育園プロジェクトを担当しています。仕事は設計にとどまらず、各種補助金申請や融資、返済方法など事業計画の立案からお手伝いします。資金面からコンサルティング的な業務を担うことでお客様との距離はぐっと縮まり、パートナーとして全てを託していただける信頼が生まれます。
豊富な経験で得たノウハウの蓄積量は
どこにも負けない
私が栃木県内で手がけた幼稚園・保育園は30棟以上。「幼稚園はどこも大差ないだろう」と思われがちですが、事業理念や教育方針によって、お客様の要望は似ているようで違います。1棟1棟の経験から得る知識は極めて多く、ノウハウの蓄積量はどこにも負けない自信があります。
心がけているのは、とにかくお客様の話をよく聞くこと。現場の保育士さんの声を聞かせていただく機会も設け、なるべく多くの情報を集めます。「トイレの数はもう1個ほしい」「ここに掃除機を置く場所が欲しい」など細かい要望が、お客様が喜ぶ提案につながります。こどもの事故のリスクを減らす工夫など、私の経験値から行うさまざまなアドバイスも喜んでいただいています。保育士が働きやすく、安心・安全な環境がいい保育を生むと思っています。
完成した建物に初めて園児が入る瞬間は、いつも感動します。みんなすごく楽しそうで、嬉しそうで。大騒ぎの中の笑顔を見るのが好きなんです。
デザインに予算をかけても、
より良い空間にこだわるお客様
仕事は8分野に分かれたプロジェクト制です。「福祉施設」と言っても障がい者と高齢者の施設では全く異なりますし、「医療施設」においても病院の機能はさまざまでとても複雑。お客様の要望の背景まで理解し、すみずみまで配慮が行き届いた提案をしていくには、専門特化することが重要です。プロジェクトで培う専門知識は、建築士それぞれの大きな武器になります。
当社の建築士にエースはいません。みんなで積み重ねてきた膨大な量の知識の引き出しを活用し、誰もが熱意を持って「もっといい建築を」と力を注ぎます。中途半端な気持ちではできない仕事ですが、やる気さえあれば成長スピードは速いと思います。
私たちの仕事に信頼を寄せ、多くのお客様は次のお客様を紹介してくださいます。相手主義を貫く当社のデザイン・設計に価値を感じ、事業理念を形にするために予算をかけてもより良い空間にこだわりたいという方々です。いい建主といい仕事が集まってくる会社で、建築士として存分に力を発揮していきたいと思っています。