INTERVIEW - 02
中堅社員が語る、チームWで働く魅力
中堅社員が語る、
チームWで働く魅力
「円熟ではなく角熟」
尖ったところを強みに変え、個性を表現する
吉村 亮
福祉施設設計プロジェクト(サブリーダー) 建築意匠設計職
2011年入社
PROFILE
大学・大学院で建築を学ぶ。卒業後はしばらくアルバイト生活を送っていたが、渡辺有規建築企画事務所と出合ったことで意匠設計の奥深い面白さに目覚める。
以来、建築はライフワークとなり、仕事以外の外出先でも建築を見て回ることが習慣になった。
現在は第二設計部次長代理として、主に高齢者福祉施設のプロジェクトに携わりながら、建築を学ぶことに情熱を傾ける日々。
相手主義を貫く当社の建築に
決まった型はない
当社は、徹底して相手主義を貫く建築企画事務所です。常にお客様目線で要望を聞き取り、技術的に難しいと思われるオーダーもさまざまな角度から実現する方法を考えます。当社の建築に決まった型はなく、お客様の事業に対する想いを深く掘り起こし、最適な形にしていくことが重要です。
といっても、お客様から言われた通りにつくるわけではありません。担当する高齢者福祉施設も、時代の流れとともに少子高齢化に合った設計が必要になるなど、ニーズは少しずつ変化しています。お客様のビジョンを含め、将来を見据えた企画・提案力、コンサルティング力を求められる仕事です。
強い意志と情熱を持つ仲間たちと
高いところを目指す
人を感動させ、人を幸せにする設計を行い、お客様にとって最良の建築を提供する。そんな当社の姿勢を表すのが「デザインレビュー会議」です。現在当社で進行している全ての物件を全社員で検討し、ブラッシュアップするのです。自分が担当する物件は、気持ちがぐっと入り込み、視野が狭くなってしまいがちなのですが、他者の意見に耳を傾けることでいったん立ち止まり、気づくことが多いんです。
社員はみんな個性的で、それぞれが自分の世界を持っています。建築士としての在り方を渡邉代表は「円熟するな、角熟しろ」と独特の言葉で表現し、“尖ったところ”が強みになると教えてくれました。そんな環境で伸び伸びと力を発揮する仲間たちにもまれて、私の設計力にも広さと深さが生まれたような気がしています。今はこの仕事が楽しくて仕方ありません。
建築に対し、普段は異なる視点を持つ社員ですが、常に高いところを目指す強い意志と情熱は共通しています。一つの目標に向かうときのまとまり方は驚異的で「ナゾの団結力」と呼びたくなるほど。バラバラなように見えて互いをリスペクトし、苦手なところを補い合っているんです。
建築士である前に
人として相手を理解し、信頼を築く
建築は完成して終わりではありません。むしろそこからが真のスタートです。どんなにかっこいいデザインでも、お客様の事業が成功しなければ私たちが設計する意味はありません。お客様の人生、命、未来をお預かりする仕事です。
そうした仕事と向き合うとき、私は建築士である前に人として相手を理解し、信頼を築くことを大切にします。お客様とは人と人の関係なんです。たとえ意見がぶつかり合ってもお客様のためにベストな答えを導き出し、「一所懸命やってくれた」とお客様に思っていただく。最後は笑顔で終わり、生涯のおつきあいができる関係でありたいと思っています。