INTERVIEW - 01
若手社員が語る、
若手社員が語る、
チームW流成長と学び
建築知識の追求に終わりはなく、
ひたすら学び続ける日々
江田 拓矢
医療施設設計プロジェクト 建築意匠設計職
2017年入社
PROFILE
幼いころから“街”が好き。道路地図を眺めて楽しみ、小学校では地元の街や歴史を調べる授業にワクワクした。
そんな興味は「建築を通して街づくりに貢献したい」という想いに変わり、地域で親しまれる物件を数多く手掛ける渡辺有規建築企画事務所に入社。
一級建築士に合格し、現在は第一設計部主任として医療施設プロジェクトに携わり、新たな挑戦と知識の吸収を重ねている。
20代で吸収した豊富な知識は
設計力を深める力になる
私の現在の主な仕事は、医療施設の基本設計・実施設計の作図、役所への各種確認申請です。上司がお客様と打ち合わせした内容を詳細に理解し、各種の設計図面に反映していきます。入社当初は右も左も分からず言われたことをやるしかありませんでしたが、部下に指示を出しながら物件を動かせるようになり、やりがいが増えてきたところです。
それでも足りないことはいっぱいです。入社から5年が経ってもひたすら勉強の毎日で、「覚えることは際限ない」と感じます。それだけ手がける領域が広いということですが、若い時からいろいろな仕事を任され、多様な経験を積める当社は、本気で建築を学ぶにはこの上ない環境とも思えるんです。
学びの土曜日、自社物件を全社員で検討するデザインレビュー会議、海外視察研修など実務以外で学ぶ機会もたくさんあり、確かな成長につながっています。30代、40代になって設計力を深めていくとき、一所懸命学んで蓄えた知識は大きな力になります。生半可な覚悟ではおいていかれる会社ですが、今はプライベートな時間を削ってでも知識を吸収し、さまざまな建築にチャレンジしたいと思っています。
自分が描いた建築が地元の風景に加わり、
嬉しかった
感慨深かったのは、子供時代から記憶する風景に自分が描いた建物が加わった経験です。3年目で担当した内科クリニックを、自分が通った中学校の隣りに建てたのです。建築を通して地元に新たな景色をつくっていく仕事を実感する出来事でした。
その地域の気候、風土、歴史などを知らないといい建築はできません。生まれ育った宇都宮の街はどんどん変わっていきますが、幼いころから好きだったこの街の変化に携わり、建築士として地元のために力を発揮できるのは本当に嬉しいことです。
「宇都宮だったら江田に任せたい」
と言われる建築士へ
1年1年豊富な経験を積み、入社から5年間でグンと成長した実感があります。一級建築士資格を取った4年目には、大きな病院の設計をまとめるようになり、5年目はさらに大規模な物件を手がけるようになりました。建築漬けの毎日は大変だと感じることもありますが、人間的な幅も広がったような気がします。
建築に対する考え方も大きく変わりました。建築学科の学生時代は自分都合の設計でしかなかったと、当社で多様な仕事に携わった今なら分かります。お客様からお金をお預かりするプロの仕事は、ただ見た目がかっこいい“箱”をつくるのでなく、お客様本位の設計であり、建物を利用する方々のための建築です。お客様の喜びが自分の喜びになるんです。
目指すのは「宇都宮だったら江田に任せたい」と言われるような建築士です。地元に貢献したいという思いがモチベーションです。任せてもらえるのであれば全力でやります。