社会福祉法人 すぎの芽会 様|会社案内:栃木県宇都宮市の設計事務所|渡辺有規建築企画事務所

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”利用者の方に『明日もまた来たい』と思っていただけるような優しい施設”がコンセプト

お客様インタビュー:社会福祉法人 すぎの芽会 様

2014年3月に竣工となったすぎの芽会ドリームセンター 一条は、昭和27年に始まった“すぎの芽職業教室”の意志を引き継いだ多機能型施設として、新たにオープンとなりました。戦後の動乱の残る中、全国でも先駆けとなった施設を運営されている、すぎの芽会理事長の藤戸様にお話しをお伺いしました。

”利用者の方に『明日もまた来たい』と思っていただけるような優しい施設”がコンセプト

 - このたびは竣工おめでとうございます。あの場所は御社にとってある場所と伺いましたが、お教えいただいてもよろしいでしょうか?

 

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 ありがとうございます。あの場所は私たち法人の発祥の地なんです。昭和27年戦後の動乱が残っている頃に、初代理事長ご夫妻が、障がいをもつ子どもたちに自宅を開放して始められたのが、この“すぎの芽会”の始まりでした。その頃の活動は、日本でもほとんど行われておらず先駆けと言えると思います。それから60年あまり、初代の理事長の意志を受け継いで、私で4代目となりました。

 
 

- 今回、そちらの施設を建替えとなった経緯をお教えいただけますか?

 

 あの場所は、初代理事長の自宅であったため、もう築年数でいうと80年くらいになっていました。地震の影響もありましたし、利用者の方の身の安全が保証できないのは問題ですから、建て替えをすることとなりました。もともと建替えの話は何年も前からあったのですが、土地の制限がありなかなか実行できなかったんですね。それを解決してくださったのが、前理事長のご主人でした。本当にこの施設は多くの方に支えられてここまで来ているんです。

 市街地のため敷地が狭く、この土地で続けることを悩んだこともありましたが、やはりすぎの芽会の原点の場所という想いが、強い後押しとなりましたね。

 

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- なるほど。本当にあの場所は由緒ある場所で、理事長の強い想いもあっての今回の建替となられたんですね。
 今回、建替を行うにあたって決められていたコンセプトなど改めてお伺いしてもよろしいでしょうか。

 

 いくつかのコンセプトを持って進めていこうと初めから決めていました。

 一つ目は、とにかく利用者の方が喜んで来られるような施設・利用者の方に優しい施設を作りたいという想い。もう一つは、高齢の方も集えるような場所を作りたいということです。一条は宇都宮市の中でも、とても高齢化が進んでいる地域なんですね。

 そして、生活環境を変えたいということで、バリアフリーやオール電化ですね、これは当たり前にしようと進めました。太陽光などの自然エネルギーも利用させてもらうような施設にしていくためにそういった機能も取り入れました。

 また大事だったのは、もともと通ってこられていた利用者の保護者の方が、何かあった時に一時的にでも預かってもらえるような施設が欲しいと言っておられたんです。ですから、短期入所といいますが、短期でお預かりする機能を持つ、多機能型の施設にする。これらをコンセプトに進めてきました。

 

 これまでは生活介護という形で日中作業だけやる形だったんですが、今回は多機能型の事業所いう形で、生活介護も日中作業も短期での入所も行い、高齢者の集える“いきいきサロン”の機能も持たせました。
 これからは、高齢の方と障害を持つ方との接点を作りながら地域と共生していくことが出来ればお互いハッピーになれるのではないかと思っています。
そのための足掛かりにしていきたいということで設計をお願いしました。


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- 今回、弊社に頼んでいただいたきっかけなどお聞かせいただけますか?

 

 以前、パン工房(とみやパン工房)を建てる際に、初めてお願いしたんです。その際に、建物に関しても社員さんの対応も非常に良かったので、それでは今回もぜひということでお願いしました。こういった施設をたくさん手がけていらっしゃるという実績は知っていましたが、直接お会いしたのはその時からですね。

 
 

- 弊社とのお打合せやご提案などは、いかがでしたでしょうか?
 

 担当の方を始めトップの方からも良くしていただきました。一番嬉しかったのは、我々が意図するところを踏まえて、きちっと理解していただいたということ。それにコミュニケーションがとてもよく取れたということだと思います。
 しょっちゅう社長も出てきて下さって、会社全体で一生懸命やっていただきました。こちらで考えていたことをどんどん吸い取っていただいて、お互いに色々なやりとりが細かくできたこと、実際にこれからそこで生活していく
職員のアイディアを、できるだけ直接吸い上げてもらったことも、とても良かった要因だったと思います。

 また、建設会社とのトータルコーディネートと言いますか、しっかりと設計監理をしていただいたからこそ、これだけ計画的に、ピタッと完成したのだろうと思っています。

 あとやはり、福祉関係の施設をやられてきている実績というのは素晴らしいと思います。それが細かいところまで生かされていると感じました。図面だけでは分からないような部分で生かされている。やはりこれは経験なんだと思います。

 

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- そういっていただけてとても光栄です。今回の新築物件で藤戸理事長の一番のお気に入りをお教えいただけますか?

 

 特に今回は色ですよね。色はコンセプト通り、利用者の方が「また明日も来たいな」と思えるような暖かい施設を目指していましたから、色の配分ですごく気を遣ってもらいました。

 街の中の景観と、実際に通われる利用者さまの目での感じ方、暖かみのある色を提案していただきました。色に関しても、社長や担当者の方に色々と考えていただいて、本当に会社ぐるみでやっていただいたなぁと感謝しています。

 

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- 実際に施設を使われている利用者さんからの反応はいかがですか?

 

 我々の利用者さまは環境が変わるということに対して、色々な意味で過敏な反応があります。しかし、今回出来た建物では、すっとスムースに立ち上げが進められました。そのことが、今本当に安心しています。一つ目のコンセプトの”利用者さまが喜んでくれる、来たいと思ってもらえる施設”ということを叶えることが出来て、本当によかったなあと思います。
 
 職員のみんなもそれが一番心配していたことだったので、それが本当によかったと、安心しています。利用者さん、新しい施設に馴染んで、毎日来てくれていますよ。

 
 
 

- それでは最後に、御社の今後の展望・理事長の夢をお聞かせください!


 まず目先のものとしては、今の『ドリームセンター一条』で多機能型の施設として新しく始まりますので、これをきちっと職員と一緒になって軌道に乗せるということが第一だと思います。

 そして、ゆくゆく法人としては、障がいを持った方が長く生活ができる場所を作っていきたいと思っています。

 今、どの福祉施設も同じく悩んでいることとして“親の亡き後にどうするか”という問題があります。行政では、大型の入所施設は今後作らないという方向性で進んでいて、新たに施設は作らないと言っているんです。

 


 しかし、実際に障がいを持った方々が普通の地域の中で生活をするためには、バックアップ体制が必要になってきます。
 その体制がなかなか取られていかない現状があるんです。親御さんからすれば、自分で送り迎えが出来ているうちはいいが、自分が動けなくなったり死んでしまったらどうしよう、ということを当然考えるわけです。

 
 

  知的障がいがある方も、年と共に体も動かなくなります。そうなると、施設にも限度があり施設にもいられなくなってしまう。だから私は、そういった方向けのグループホームを作りたいと思っています。今あるグループホームとは違い、年をとってしまい動けなくなってしまった方を最終的に受け入れられるような施設を作りたい。そんな場所作り、今いっぱいで入れない待機者の方が減っていくような体制をできるだけ早く作りたいというのが、私の夢です。


 そして、これからは一人でも多くの方に、こういった利用者さまがあることを知っていただきたいと思います。感情を言葉に出せないからワーッと言ってみたりしますが、表現の仕方が違うだけで、本当にピュアな人が多いんです。それを理解してもらえれば、共生生活できますからね。最近は、近場の小学校や中学校とボランティアで行き来をしているんですよ。自然に小さい頃からもっと触れ合えることが大切なんです。

 

 

 ‐本日はお時間頂戴し、多岐にわたり貴重なお話をお伺いさせていただきまして、ありがとうございました。理事長の熱い想いが多くの方に広がっていきますことを心よりお祈り申し上げます。

 

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